今回ご紹介するのは、佐藤様からのご相談で実現した、古い肖像画のデジタル化事例です。
ご先祖様の大切な肖像画をデジタル化したいというご依頼をいただきましたが、特殊な素材のため大手の写真館では対応が難しいと断られていました。
弊社の技術でこのお困りごとをどのように解決したか、詳しくご紹介いたします。
お困りごとの背景
1. 大切なご先祖様の肖像画のデジタル化
佐藤様からお預かりした肖像画は、何世代にもわたって家族で大切に保管されてきたものでした。
特に歴史的な価値を持つものであるため、デジタル化においては丁寧かつ慎重な対応が求められました。
2. 布製原稿で描かれたデリケートな素材
原稿は布製で、時間とともにわずかに変形している可能性がありました。
また、手書きで描かれているため、細部の再現が重要でした。
3. サイズがA3よりも大きい
肖像画のサイズはA3より若干大きいため、一般的なスキャナーでは対応が難しく、特別な機材が必要となりました。
4. 大手写真館での断られた経験
佐藤様は、最初に大手の写真館に相談されましたが、「布製の原稿は扱いが難しい」という理由で対応を断られてしまったそうです。そこで、弊社にご相談いただくことになりました。
弊社の使用機器と技術
1. オーバーヘッドカメラでの撮影
まず、デジタルレンズを搭載したオーバーヘッドカメラを使用し、布製の肖像画を丁寧に撮影しました。高解像度で画質を保ちながらも、布のよれが少し発生することが確認されました。
2. フラットベッドスキャナでの精密スキャン
次に、フラットベッドスキャナを使用して再スキャンしました。 このスキャナは原稿を平らに保ちながらスキャンできるため、布地のよれが抑えられ、正確なデータを取得することができました。
具体的な解決策
1. 2つのデータの比較・選定
オーバーヘッドカメラで撮影したデータは非常に高画質でしたが、わずかなよれがあったため、最終的にはフラットベッドスキャナで取得したデータを採用しました。
これにより、原稿の状態を正確に再現しつつ、画質も高品質なものとなりました。
2. モノクロからカラーへの提案
佐藤様は当初モノクロデータでの納品を希望されていましたが、原稿の墨色が微妙に異なっていたため、カラーデータでの納品をご提案しました。弊社ではモノクロとカラーのデジタル化料金を同一に設定しており、価格面でもご満足いただけました。
お客様の声
今回のスキャン作業では、本当にお世話になりました。布地の肖像画ということで他社で断られていたところ、御社にお願いしたら、無事にデジタル化していただけました。
データのクオリティも非常に高く、微細な色合いまで忠実に再現されていることに驚いています。 私のように同じ悩みを持っている方がいると思いますので、今後も困っている方を助けていただけると嬉しいです。引き続きよろしくお願いいたします。
弊社のデジタル化サービスの特長
弊社では、特殊な素材や形状の原稿であっても、お客様の大切な資料を丁寧に扱い、最適な方法でデジタル化を進めます。 大手写真館や他社で対応が難しいとされた場合でも、経験豊富なスタッフが一つひとつの案件に柔軟に対応し、問題解決へと導きます。
また、モノクロ・カラー問わず、同価格でのサービス提供を行っており、コスト面でもご安心いただける仕組みとなっています。 デジタル化に関してお困りごとがあれば、ぜひ弊社にご相談ください。
最後に
佐藤様の事例を通して、弊社のデジタル化技術と柔軟な対応力を実感していただけたかと思います。 大切な資料や原稿を未来に残すため、私たちは最善の手段を提供します。 他社で断られた場合でも、まずはお気軽にご相談ください。
お客様のご要望にしっかりとお応えし、最適な解決策をご提案いたします。
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